電気工事士の見習いとして働いて、ゆくゆくは電気工事士の資格を取得したいと考えている人も多いようですね。
電気工事士の見習いの仕事内容・給料について実際に電気工事士として住宅の電気工事に携わっていた私が解説したいと思います。
電気工事士の見習いの仕事内容
電気工事士の仕事といっても、住宅の工事もあれば、ビルなどゼネコン系の大きな現場での仕事がメインの電気工事会社もあります。
ですから、どんな現場をメインで行なうかによって仕事内容は変わってはくるのですが、ここでは私が仕事していた戸建て住宅の電気工事士の見習いの仕事内容について解説します。
見習いは電気工事士第2種の免許を持っていない人という意味です。
電気工事は電気工事士第2種の免許が無いと行うことができません。
ですから、見習いの仕事は、資格を持っている電気工事士のサポートになります。
現場へは車移動がメインですから、車の運転を行ったり、現場への電線などの資材を運び入れたりするような先輩のサポートからのスタートになります。
私が働いていた工事店では2×4という方式の木造住宅でしたので、電線を通すための穴をあける必要があり、電動ドリルで木に穴をあける役目は新人の仕事でした。
また、現場の清掃なども見習いの役割です。
ですから、電気工事士の見習いの仕事内容は、有資格者が作業に集中できるよう全力でサポートするお仕事という言葉に要約されると思います。
最初は道具や、資材の名前を覚えたりするのに苦労するかもしれませんが、一朝一夕で身に着くものでもありませんので、少しずつ着実に学んでいけば大丈夫です。
体力は必要⁈
体力は必要なのかどうか気になる人もいると思います。
電気工事士は結構体力を使う仕事です。
脚立の上り下りや、現場内でも動き回る仕事ですから、夕方になると結構足は疲れますね。
しかし、重いものを持つのは電線を現場に搬入するときくらいですから、引っ越し屋さん程の過酷な労働はしません。
エアコン工事屋さんの見習いだとエアコンを持つのは重いかなと思います。
電気が通る前のお仕事ですから空調はありません。
夏は暑く、冬は寒い仕事です。
冬は動き出せば体は暖まりますが。
楽な仕事ではないというのが正直な感想ですが、かといって建設業のなかでも過酷すぎるものでもありません。
見習いの給料はどのくらい
電気工事士の見習いの給料は地域にもよりますが、
日給8000円〜程度ではないでしょうか?
月給ですと、16万円〜だと思われます。
もちろん地域差はかなりありますから、求人情報などで現在の相場をチェックしてみることをおすすめします。
はっきり言って体力的な疲れと覚えることと給料を考慮すると割に合いません。
将来電気工事士になりたいと思う人なら耐えれるでしょうが、安易な気持ちで働き始めると続かないでしょう。
しかし、建設業界は今後、人材不足が深刻になりそうですから、給与面でも改善が見られるかもしれませんね。
求人はどこで見つけるのか
とりあえずどんな仕事か体験してみたいという場合はバイト募集サイトで電気工事士の見習いの仕事を探してみるのがいいと思います。
タウンワークは日本最大級の求人サイトで登録バイト数が多くおすすめです。
下記タウンワークのサイトから「電気工事」キーワードで検索してみてください。
もちろん見習いでも正社員で雇ってくれる電気工事会社もあります。
ハローワークや求人サイトで探してみると良いでしょう。
電気工事士は見習いですと、採用先は限られてしまいますし、給料も安いです。
また、年齢が若い人でないと未経験者は見習いとして採用されにくい傾向もあるでしょう。
電気工事士として働きたい場合、いつかは資格を取得する必要があります。
電気工事士の試験は計算問題もありますし、ある程度の知識をつけないと受かりません。
国家資格なので、取得するにはしっかり勉強する必要があり、体力だけでは務まる仕事ではありません。
電気工事士の資格取得の勉強は通信講座でも受けることができます。
資料請求は無料ですから、一度どんな内容の勉強をするのかチェックしてみるのもいいですね。
電気工事士を目指して工事店で働き始めたものの、電気工事士の試験にいつまでも受からないようでは勤め先もいい顔はしないでしょう。
電気理論の勉強は自分に向いていないと途中で気づいてしまったりするともったいないですから、見習いで働く前に一度電気工事士の資格に努力次第で合格できそうかどうか考えてみることは大切ですよ。
電気工事士の試験は年に2回ありますが、受験は1年に1度しか受けることができません。
ですから、早め早めの勉強が重要です。
また、いざ働き始めると電気工事の仕事は体力勝負ですから帰宅しても疲れてなかなか勉強時間が取れなかったりします。
土曜日も現場が動いているので出勤になったり、残業で夜遅くなることもあります。
ですから余裕があるうちに集中的に勉強して電気工事士の資格を取得することをおすすめします。
ちなみに独学でやろうとするとまぁまぁキツイです。
繰り返しになりますが、1年に1度しか受けられないので一度落ちるとちょっとしんどいですよ。
確実に受かるための勉強をすることが大切ですよ。
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