「転職は学歴よりも職歴が優先される」という人もいますが、最近は転職面接に来る人のほとんどが大卒であり「学歴はあって当たり前」の時代になったともいえます。
学歴が高卒の場合は、専門的なスキルを学んだ経験がないため、学歴/職歴共にライバルと比べると条件は不利になってしまうかもしれません。
しかし、転職の方法はたくさんあります。
今回は、高卒20代女性が転職するために必要な3つの能力についてお話しします。
高卒20代女性が転職するなら「社内で仕事は選ばない」
高卒の20代女性は、大卒以上の学歴を持つ人と比べると転職活動が大変になるかもしれません。
なぜならば、最近は大卒の学歴を持つ人が多く、高卒というだけで書類選考を突破できないことも多いのです。
高卒20代女性が転職する場合は、書類選考を突破することが第一関門になります。
書類選考では、転職者の顔が見えないため、採用担当者は学歴に注目してしまいます。
ただ、書類選考には「自己アピール」や「転職理由」など、学歴以外に自分を売り込める項目があるはずです。
応募条件が高卒以上ならば、十分に採用される可能性はあります。
大卒者と肩を並べて面接に進むためにも、書類選考の自己アピール欄には「大卒者よりも魅力的な内容」を書くようにしましょう。
大卒者よりも魅力的な内容は、たくさんあります。
中でも「採用されたら仕事は選ばない」という内容が書いてあると、採用担当は「使いやすい人」と考えるでしょう。
転職者は「仕事ができる人」「能力が高い人」ほど採用されやすいと考えがちです。
しかし、会社の採用担当は意外と「使いやすい人」「一緒に働きたいと思う人」を求めています。
学歴が高い人の中には、我が強い人も多く「使いにくい人」も多いのです。
高卒20代女性が転職するなら「結婚後も働く気持ちを伝える」
高卒であろうと大卒であろうと、女性を採用する場合、採用担当は「結婚」が気になります。
女性は、結婚後も働く人と結婚を機に退職する人にわかれます。
採用担当としては、結婚後も長く働ける人を採用したいのです。
例え一流大学卒の女性でも、採用後すぐに結婚退職されては困ります。
一方、高卒女性でも、結婚に関わらず長く働いてくれれば職場のベテランになり、会社にとって必要な人材になるのです。
転職面接では、はっきりと「結婚後も働き続けます」と伝えましょう。
「結婚後も働く」という言葉は、採用担当にとって、とても心強い言葉なのです。
高卒20代女性は転職エージェントを頼って転職する
転職活動は、転職サイトに登録したり、転職エージェントに登録したりする方法の他、転職雑誌をみて直接応募をしたり、会社のホームページから応募することもあります。
いずれにしても、最初のスタートは書類選考のような「基本情報」をもとに振り分けが行われるのです。
基本情報には、必ず「学歴」があります。
高卒という学歴は、現代日本において決して高い学歴ではないため、どうしても不利になってしまいます。
転職サイト、直接応募は、採用担当者が基本情報をもとに振り分けるため、高卒の場合は適していません。
高卒で、特別なスキルがない女性ならば、転職エージェントを利用したほうがいいのではないでしょうか。
なぜならば、転職エージェントならば、最初から学歴だけでなく、職歴や人間性などを含めた情報を会社側に渡します。
しかも、基本情報を書面で渡すだけでなく、担当者が採用担当と面接をして口頭で伝える機会が多いため、学歴だけではわからない転職者の魅力を伝えることができるのです。
高卒の人の中には、自分の学歴に自信が持てず、自分だけでは上手に転職活動を進めることができない人もいます。
一方、転職エージェントの担当者は転職活動のベテランです。
学歴だけではわからない人間性や人の魅力を引き出して、会社の採用担当に伝えることができます。
学歴に自信がない人は、大卒以上の学歴の人と面接が一緒になっただけで自信を無くしてしまい、面接で自分らしさを発揮できないことがあります。
転職活動は、一人ぼっちで行わなければならないことはありません。
自己アピールが苦手ならば、仲介のプロである転職エージェントにお願いすればいいのではないでしょうか。
20代は、まだまだ可能性に満ち溢れた年代です。
学歴だけで転職をためらうことは、もったいない話だと言えるでしょう。
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